休み明けはいつも…
介護には、精神的サポートと身体的サポートがあります。
こみちが得意なのは精神的サポートで、身体的サポートは不得手です。
そんな介護士の仕事の進め方は、利用者と向き合うことから始まります。
そんな方法の良さは、利用者が穏やかな表情になってくれること。
逆に弊害は、寄り添う時間が長くなり、定期の仕事が進まないことです。
精神的サポートを諦めてしまうとどうなのか?
利用者と向き合うことをやめると、利用者の言葉をくみ取ることが出来ません。
落ち着きなく辺りを見渡してばかりいる利用者にも、「座ってください!」としか言えません。
それでも指示に従ってくれなければ、語気が強くなってしまうでしょう。
なぜ、精神的サポートを捨ててしまうのか?
休み明け、利用者が落ち着いていないと感じます。
その理由が、介護士たちの接し方から来たことも察しが付きます。
というのも、介護士の中に利用者と親しそうに話す人がいません。
話していると思い耳を傾けると、介護士が一方的に言い聞かせている場面でした。
精神的サポートを実現するには?
利用者とどう向き合えば良いのかと悩む新人介護士は少なくないでしょう。
しかし、半年、1年と介護士を続ければ、向き合い方よりも仕事の進め方に意識が向きやすいのはよくあることです。
それだけ介護士に与えられたスケジュールは多く、利用者とゆっくり向き合うだけの時間を取れません。
それでも、介護現場を良くして行くためには、精神的サポートを継続して行くことが不可欠です。
実は、それを叶えるには、「組織」としての役割分担が必要になります。
例えば、ある介護士は最初から精神的サポートを視野から外し、見えるノルマだけを熟そうとしていたら、時間的な余裕があっても「寄り添い」ではなく、「ミーティング」や「打ち合わせ」のような事務仕事に費やします。
先ずは時間を作ること。その時間で、介護士が寄り添うこと。
それが出来ないと、精神的サポートはいつまでも叶うことがありません。
自分は「楽」していたい!
介護現場には、働くのが好きではない人や、誰かが満たされている姿を望まない人がいます。
一人でもそんなタイプが介護士にいると、他の介護士はその人の仕事までカバーしなければノルマが果たせません。
そこからさら時間を作って、精神的サポートに費やせるかはとても厳しい状況です。
今日、ある高齢の介護士が、いつもの仕事をしないで別の仕事を始めました。
それはそれで良いのですでが、「いつもの仕事」を完全に忘れてしまうのはどうかという話です。
精神的サポートが必要だとしても、それだけしかしない介護士では周りから評価されることはないでしょう。
しかし、悪気のあるなしは別にして、楽な仕事を早々に始めて、終わる時間も気にしないという仕事の進め方が目立ちます。
つまり、身体的サポートや精神的サポート以前の問題で、自分のいるポジションが何で、何をどこまでしなければいけないのかも分からないまま働く人がいます。
それではヤル気も失せますし、全体として「ノルマだけは」という働き方になってしまうのです。
年齢や性別は関係ありませんが、介護士ほど「楽」をしたいなら別の仕事をした方がいいでしょう。
その一人がいることで、現場はバタバタで、ノルマを熟すのも大変なうえに、「精神的サポート」に手が回らないやるせなさが他の介護士に広がるからです。
人間関係を理由に離職してしまうのも、頑張りが報われないからだけではなく、「楽」したい人の肥やしになってしまうと感じるからです。
諦めれば、利用者たちの表情が暗くなってしまう。
でも一人で頑張っても、楽を望む人に時間を作ってしまう。
そんな葛藤が続くのです。