介護現場を任されたら時の心構え
介護の仕事を始める前、多くの方が「オムツ交換」で悩むのではないでしょうか。
特に中高年男性にとって、「オムツ交換」の経験がないことも影響しているでしょう。
一方で、育児経験のある女性の場合、オムツ交換はもちろん、爪切りや耳掃除など、利用者の整容に関する業務も自然とできるようになるはずです。
このブログでは、特に中高年男性目線での記事が多いこともあり、苦手意識のある「オムツ交換」をクリアするヒケツにも触れていきたいと思います。
介護現場に出てみると、それまでの社会経験とは勝手が違うことに気づくでしょう。
どこに立っていればいいのか、何をすればいいのか、介護の未経験者なら同じような疑問を感じるはずです。
実際には、介護現場で気が休まる時間はほとんどありません。
先に先にと作業を進めていても、何らかのトラブルが起こり、そこで時間を使ってしまうことが多いからです。
もちろん、シフトされたメンバーのスキルがそれほど高くない場合では、スケジュールをこなすのも大変になったりします。
興味深いのは、質の高い介護をしても、それなりの介護だったとしても、忙しさや大変さに違いは生じないことです。
というのも、誰と一緒になったとしても、限られた時間の中で提供できる作業には限りがあって、結果的に「質」となって現れるからです。
絶対にしなければいけないことを優先し、できるならしておきたいこと、さらに次の機会のための準備としてなど、目的や利用頻度などの異なる作業が無限に待っています。
手際の良いメンバー同士なら、割と早いテンポで絶対にしなければいけない作業をクリアできます。
なので、空いた時間に別の作業を組み込むことができます。
一方で、足を引っ張るメンバーがいると、そのフォローにも時間を取られますし、時にやり直しで余計な作業が増えることも珍しくありません。
その意味では、新人介護士は積極的に与えられた仕事に取り組む姿勢を見せるべきでしょう。
その結果としてのミスならば、成長のためにも不可欠なことなので仕方がありません。
介護士が仕事をイヤになる原因は、スタッフ間の人間関係が多いと聞きます。
手を抜くスタッフがいると、一人でするよりもストレスが溜まります。
「どうしてしてくれないの?」という意識が、余計に気持ちを逆撫でるのでしょうか。
仕事をしないというよりも、仕事を選んでします介護士は割とたくさんいます。
多くは管理職の経験がない人や、1スタッフとしての経験しかない人たちです。
若い人であれば、管理経験がないというのも頷けますが、中高年になって「管理」の意味を理解していないと一緒に作業するのは大変です。
「管理者の仕事」は先ずスケジュールの管理が挙げられます。
何をしなければいけないかを考えて、できていない作業をスタッフにお願いしましょう。
また、スタッフに負担が掛かり過ぎる場合には、自身で動くこともあります。
指示を受けるスタッフから「あの人は指示しか出さない!」と思われたら「管理者」としては失格です。
組みたくないと避けられますし、スタッフたちも動かなくなってくるからです。
「言っても動かない!」
できない管理者ほど、スタッフをそう評価します。
しかし、「管理」の難しさは、動かなくスタッフをどう気持ちよく働いてもらえるようにするのかということです。
つまり、多くの場合、管理者がもっとも働いています。
そうでなければ、組織が円滑に動くはずもありません。
動こうとする姿を見て、初めて人が手を貸してくれることを知っておくべきです。
「あとで」という介護士
それは一回の発言だけを指しているのではありません。
しかし、ヤルと言いながらしてくれない介護士がいることを利用者も知っています。
利用者にすれば、優しく声を掛けてくれた場合でも、介護士の本音に気づいていて、「でもしてくれなかった」という記憶だけが残ります。
気づかないふり、分からないふりを利用者がしていることにも気づかない介護士はいます。
当然ですが「寄り添い」も誤解して覚えているでしょう。
それでも非難されないのは、単純に介護現場の人員が不足しているからなのです。
これがもしも、高額報酬でやりがいにも満ちているとなれば、多くの方が介護士として働くでしょう。
しかし、決して楽ではない介護だからこそ、「目的」がしっかりとしていないとモチベーションが下がります。
「さっき、〇〇さんが来てくれたんだけど…」
声掛けこそしても、実作業をせずに立ち去ってしまった介護士のことを利用者から教えられます。
しかもいろんな所で、同じような声を聞くだけに、利用者からの評判は声に出ていないだけなのです。
仕事を辞めたくなった時は?
人間関係から離職を考えることがあるでしょう。
こみち自身も、職場で学ぶことがなくなったら別の施設も経験してみたいと感じます。
一方で、今の不満の多くは人間関係であり、利用者ではありません。
つまり、職場を変えたとしても、状況こそ違っても同じような悩みを抱えているケースがほとんどでしょう。
特に介護士を急募している背景には、離職や規模の拡大による弊害などがあると思うので、施設の運営方針にも原因があるかもしれません。
「質の向上」に悩む介護施設よりも、日々のシフトに悩むケースが多いと思います。
少なくとも、まだその施設で学べるスキルが残っているなら、急いで転職するべきではありません。
確実に自分の技にしてからでも遅くないからです。