祝・介護福祉士!

介護福祉士合格発表!


本日、令和2年3月25日に、第32回介護福祉士の合格発表がありました。

実務者研修や、3年以上の実務経験など、試験を受けるためのハードルが上がり、そのスタートラインに立つことさえ大変になったことを考えると、今回合格された方々の喜びもひとしおでしょう。

こみちの施設でも今回の受験で晴れて「介護福祉士」となった方がいます。

合格発表の時間である午後2時からは公益法人社会振興・試験センターのサイトにアクセスできなかったようで、やきもちしながら確認できるのを待っていたそうです。

介護福祉士となれば、さらに5年以上の現場経験を積み「ケアマネ」を目指すこともできます。

また、そのキャリアを活かして、活躍の場を広げることも可能でしょう。

その意味では、初任者研修や実務者研修を修了した人とは、社会的な評価が異なります。

ただ、介護現場での扱いとしては資格手当が増えるくらいで、大幅な報酬アップは期待できません。

そのあたりは、業務独占と呼ばれる「資格がなければできない職種」ではないことも関係しているでしょう。

今回、不合格だった人も、受験回数に制限があるものではないので、次回に向けて練習すれば良いだけです。

すでに受験資格を得ているのですから、介護の仕事、または異業種で働きながらも挑戦する価値はあるでしょう。

中高年の場合には、資格ほど自身を紹介してくれる存在はありません。

あれこれと長話をしなければ、これまでの経歴を告げることができない時も、「〇〇の資格を持っています!」と伝えるだけで相手も理解できるからです。

介護福祉士になってから


こみちとしては、資格を取ってからが本当に大切だと思っています。

介護福祉士というと、介護現場での仕事を担う唯一の国家資格です。

例えば、看護師なら、専門看護師や認定看護師、助産師などとさらに難易度の高い資格が設定されています。

ところが、介護の場合、介護福祉士の上位資格はありません。

「ケアマネは?」と思われるかもしれませんが、厳密には「資格」ではなく「任用」でなのです。

試験はあるのですが、ケアマネをするに相応しい人物だから「お任せします」と言ったものだと理解するといいでしょう。

そう考えると、介護福祉士になっても介護現場に残るなら、施設内での昇進を目指すのも方法です。

また、合格を機に別の介護施設に移るのもあるでしょう。

ただ、介護職の昇給が厳しいのは事実なので、長く勤めたからそれだけ報酬も期待できるかはその人と施設の関係によります。

何はともあれ、今日は晴れて合格を噛み締めることができる1日。

これまで頑張って来た自分をしっかりと褒めてあげましょう。