疲れた仕事終わりに
長い勤務もあと1分。
本来なら次の時間帯に回してもいい作業も終わり、「これで帰れるぞ!」と緊張もほぐれ時間が来るのを待っていると。
「〇〇はまだなの!?」のひと言。
〇〇というのは、次のシフトが担当するべき仕事。
「はい、〇〇ってあとですよね!?」
「いいの。いいの。できてないなら…」
「ハァ…」
マウント意識なのか? 天然気質なのか?
「これってどうした?」
「これは分からないですね。担当していないので」
しかしどうやら、聞いた先輩介護士が担当した業務だったらしく、「嗚呼〜、そうね」と変な空気に。
しかも、その先には同僚介護士たちの視線もあります。
内心、何か地雷を踏んだようです。
というのも、その先輩は仕事ができるという意識がものすごく高いと評判。
そんな人が誤解して恥をかいたのですから、とっても良くない状況です。
その日の午後になって、「こみちさん、〇〇は終わっている?」
「いいえ、まだです。急ぎますか?」
時計を見ると、予定時間を少し過ぎていました。
「急ぎますかじゃないでしょう!? 終わっていなでしょう!?」
「すいません。急ぎます」
そのあとも、同様な内容で「終わっていない」の問い掛けが続きます。
もちろん、こみちが担当すると決まった仕事ではなく、気づいた先輩がしても良いわけです。
だからと言って、「先輩がしたらどうですか?」などと突っ込めるはずはありません。
介護職は体力も精神力も使い果たすことが多い仕事だけに
本当にたわいないことですが、過去のサラリーマン時代にはなかったようなやりとりが今の仕事に変わってからよく遭遇します。
こみちの感覚では、「話し合い」が人と人を繋ぐと思っています。
意見があるなら、その根拠を示すのが筋。
「後出しジャンケン」は、相手を評価してから行うのが基本です。
そのためには、意見をしっかり伝えることと、そして、相手の話を聞くことが大切です。
「当たり前でしょう!?」と思われる人もいるかも知れませんが、それは恵まれた環境かも知れません。
あることについて意見を求められた時に、「Yes」や「No」だけでは不十分です。
「〇〇だと思う。それは〇〇だから」という形式が不可欠だからです。
さらに、意見するタイミングも重要で、「今!?」となってしまう場合は意見する機会を改めるべきです。
サラリーマン時代、「決断をスピーディーに!」などと言われて来ました。
それは、必要なタイミングまでに決断してこそ。
もう行動に移した状況になって、「始めよう!」というのは混乱の元です。
もしも後で覆すなら、「どういう状況判断をしたのか?」も示す意識が必要でしょう。
本人だけが分かる判断は、ワンマンと呼ばれる状況になるからです。
小さな会社でありがちな行動ですが、部下のレスポンスも悪くなりますし、やりがいや勢いが失われるでしょう。
介護現場でも、こみちとしてはどちらでもいいと思えることがたくさんあります。
しかし、先輩たちのやり方もあると思うので、その方法に従うようにしています。
ところが、「それは要らなかった!」とか、「大きい(小さい)と良かったのに!」という内容がとても多く感じます。
湧き出す感情を抑えるのは嫌だし、今後のためにもなるということかも知れませんが、受け手は「…」という気持ちになりながら「すいません」というのでストレスです。
ストレスが酷くなったら、夜勤専従や、訪問介護が良いのでしょう。
やっと仕事が終わったはずなのに、やりがいや達成感よりも溜めたストレスを鎮めることにまた苦労します。