介護職からどう抜け出すか?

介護の仕事を続けて良いのか?


週末になると、新聞の折り込み広告が入ります。

その中には、地方限定の求人紙もあって、中高年を始めたとした求職者向けの情報を見られます。

しかしながら、初任研修又はホームヘルパー2級を持った人を対象した求人が900円前後で出ています。

その脇にある求人は、スーパーマーケットでの品出し業務で、時間給は900円を超えていました。

介護はとてもやりがいのある仕事だと理解しているつもりです。

施設で出会った利用者たちは、人生の先輩として良い刺激を与えてくれます。

もちろん、パートやアルバイトではなく常勤職員として契約すれば、年に数回の賞与もあるでしょう。

こみちの施設では、委員会活動が義務づけられていて、業務外の勤務も何かと増えます。

時間給だけでみると、常勤職員になると下がってしまうでしょう。

そんな時に、介護の仕事を今後も続けていくべきか、悩むこともあるのです。

介護の仕事の不満はどこに?


やはり、体力的な負担でしょう。

以前の勤務も体を動かす仕事でしたが、自分のペースでできることもあり、介護程の疲労感はありません。

また、集中的に移乗などを行うと、腰や腕に負担が蓄積します。

幸いにも腰痛持ちではないので助かりますが、同僚の中には腰痛ベルトで腰をカバーしながらだましだまし作業しています。

今後、5年、10年と経過したとき、今と同じように介護業務を担えるかは疑問も残ります。

知識や経験で仕事できないか?


中高年にとって長く働ける仕事を見つけたいなら、「知識や経験」で稼ぐ方法を検討しましょう。

以前の記事に、難関資格として有名な「公認会計士」を紹介しましたが、資格にウエートを置いて稼ぐなら付加価値の高いことが選択のポイントです。

こみちの場合

これまでの経験や仕事での感触を考えると、こみちの場合は「営業職」が合っているのかも知れません。

営業と言っても幅広いので、どんな業界が向いているのかは今後の検討次第でしょう。

介護の分野も選択肢の1つとなりますが、一般的な営業職とは異なり、利用者やその家族の満足度に向き合えることが不可欠となります。

働き方改革を意識したことがありますか?


定年退職した年代や、主婦(夫)など、幅広い世代に労働意欲を持ってもらう意識改革が進んでいます。

実際に、売り手市場(仕事を探している人にとって有利)と言われていて、条件の良い仕事を探せる風潮なのです。

その背景には、人口減少に伴い高齢者の増加や若者世代の減少など、労働者不足があります。

しかし、こみちが転職を考えていた頃、そんな恩恵を十分に感じることはできませんでした。

業界未経験の中高年でも、介護士として働けたことを踏まえると、それも恩恵何かも知れませんが、将来的に十分に安心できるまでではありません。

定年退職を迎える年代になっても、社会制度だけで安心して暮らせないのなら、「生涯の仕事」を見つけることが、とても大切なのだと思うのです。