母親が生活費を全く把握できていなかったと言う事実
同居して大きな障害となるのが、生活費のこと。
それぞれが管理していればいいのですが、日頃から母親と父親の生活を見ていて随分とお金があるなぁと思えるんです。
でも、収入がいくらで、支出がいくらと正確に把握してしまうと、それは介護と同じで、両親の生き甲斐を保ちつつ、援助も求められます。
つまり、二世帯分の生活費をこみちが全面的に支払えればいいですが、それは難しい。
だからこそ、普段は管理しないから、自由に考えてやりくりして欲しいと触れずにいました。
一時期、貯金が〇〇円になったと聞いたりもしていたので。
ですが、今日の会話で、母親が蓄えているはずの預金が想像よりもかなり少なくて、以前聞いていた金額など全く残っていなかったんです。
正確な金額ではありませんが、月々数万円を蓄えから補っていたようで、それが数年になれば100万円くらいは簡単になくなってしまいます。
実際、朝夕と食事を作っているこみちですが、両親の昼食は自腹で、しかも弁当にプラスしておやつまで買っていたりが普通です。
一回の食事で二人分が1000円では収まっていなかったでしょう。
それに加えて、父親が通販で買った栄養補助食品などもあるので、両親分の月額の食費が10万円になっています。
しかも家計簿を全くつけない母親なので、預金が減っていることは気づいていても、どれだけ使っているか数値として認識していなかったのです。
買い物の時に安いものを選んでいるみたいですが、感覚的に買い物が多い気はしていました。
と言うのも、こみちが作る夕飯とは別に、何品か夕飯用にも買っているみたいなんです。
でも、預金をここまで減らしていたとは思っていませんでした。
騒ぐのに、母親は節約しなければ家計が大変だと父親には言いたがりません。
だから、父親も知らん顔ですし、最終的に行き詰まると「お金がない」を騒ぎ出すのです。
安易に補てんすれば、両親は今の生活を改めることもありませんし、補てんしなければ知らない内に借金をしてしまうこともあるでしょう。
今、父親がデイサービスに行っていて、その出迎えを母親が担当しています。
これも不思議なんですが、母親は、父親の介護を均等に分担しようと思っているようです。
今さっき、買い物から帰宅したのですが、「出かけるから出迎えよろしく!」と連絡して来ました。
「こっちにも用があるんだよ!」
そう言っても、もう母親は出かける用意をして電話を切りました。
分かるでしょう?
介護って、本当なら別のことをしたい時でも、相手のことをするしかないからストレスになるのです。
母親の場合、できる時はしても、できない時は人に押し付けます。
それって介護でもなんでもなくて、介護の大変さを根本から理解しているとは言えません。
トイレの便座を父親が汚しても、進んで掃除しませんし、見かねて掃除しても「ありがとう」とは言いません。
それは母親のためではなく、父親のためなので、自分ではないと思っているようです。
それにしても、今になって貯金がこれまで減っていて、全く貯められていなかったとは思いませんでした。
しかも、その間に父親が何かすると小遣いを渡していて、例えば食器を洗ってしまえたら「1000円」と言う具合です。
だから、たまに父親が家事をしていたりするのですが、あとで小遣いをもらっているからで、家事をみんなで負担すると言うルールも守られていません。
しかも、「お金がない」と母親が騒いていても、父親が密かに貯め込んだお金を出すこともありません。
変なルールでお金が流れていて、困ったらこみちまで巻き込んで来る。
両親にはお金を貯めていて欲しかったのに、結局は使い込んでいたので、年末だと言うのに全く楽しくありません。
節約ばかりして来て、さらに年末にお金の心配をしなければいけない。
しかも、何も考えていない両親を介護する。
そりゃ、何もかも虚しくて嫌にもなりますよ。