朝の失禁頻度が気になったら ― 「ちょっとの工夫」で心も体も軽やかに

「朝、起きたらシーツが濡れていて……」

在宅介護をしていると、そんな朝を何度か経験することもありますよね。毎日のこととなると、どうしても気持ちが沈んでしまいがちですが、実はこの「朝の失禁」、体の仕組みを知ると少し見え方が変わってくるかもしれません。

今日は、少しでも皆さんの朝が笑顔で迎えられるような、ちょっとした「知恵」をご紹介します。


なぜ「朝」に漏れてしまうの?


私たちの体は、寝ている間も一生懸命に尿を作っています。通常なら、脳が「今は寝ているから、まだ出しちゃダメ!」と排尿をストップさせる制限をかけてくれています。

だからこそ、朝起きた瞬間に「あ、トイレに行きたい!」という強い尿意を感じるのです。この仕組みがうまく働いている証拠なのですが、同時に「ギリギリまで溜め込んでいる」状態でもあるため、少しのズレで漏れにつながりやすいという側面もあるんですね。


リハパンの「弱点」を味方につける工夫


「リハパンは動きやすくて本人も嫌がらないけれど、寝ている間の横漏れが心配」というお声は非常によく聞きます。特に鼠蹊部(足の付け根)のフィット感は、寝姿勢だとどうしても緩んでしまいがちですよね。

そこでおすすめしたいのが、「重ね履き作戦」です。


いつものリハパン+伸縮性のある大きめのパンツ


リハパンの上から、少し大きめで伸縮性の高いパンツを重ねて履いてみてください。これだけで、鼠蹊部の隙間を物理的に「ギュッ」と押さえることができ、隙間漏れをグッと減らすことができます。

オムツへの切り替えに抵抗があるご本人にとっても、いつものパンツの延長なら受け入れやすいはず。まずは「漏れを防ぐサポーター」のような感覚で試してみるのがコツです。


大切なのは「完璧」よりも「心地よさ」


介護において一番大切なのは、介護する方の心の余裕です。


• 「漏れても、また洗えばいいか!」と割り切る

• 便利なグッズにはどんどん頼る

• 完璧を目指さず、昨日より少しだけ楽になれば100点満点!


そんなふうに、肩の力を抜いてみてくださいね。少しの工夫と前向きな気持ちで、穏やかな朝の時間を一緒に取り戻していきましょう。