昨日の夜に
昨晩、父親と母親が珍しく言い合いをしていました。
内容はどちらが正しいのかではなく、それぞれの立場で言い分があるから口げんかになるのです。
結局、いつものことですが、父親は感情的に癇癪を起こし、母親も自身の主張を繰り返すばかりです。
まぁ、ナルシスト同士がケンカすると、当たり前ですが歩み寄れるはずもなく、互いに距離を置き、時間が経って気持ちが落ち着くしか方法はありません。
実はこみち、母親のためにちょっとした工夫を車に施しました。
あくまでも仮なので、使い勝手が良かったら正式に取り付けるからと伝えたのは昨晩です。
その時、母親は「自分でもできるから」そう言ってもう大丈夫だとも言いました。
ですが、しっかりと取り付けていないと運転中に思わぬ事故招くかもしれません。
そのこともしっかりと伝えての今日です。
「車乗った?」
「嗚呼、うん」
何か歯切れが悪い感じです。
「取り付けた?」
「嗚呼、あれで大丈夫だよ」
昨日もそう言うのではないかと思っていました。
できないのにできるフリをして、結局は危険なこともそのままにしてしまいます。
「車のキー貸して!」
事故でも起きたらかなわないので、結局、取り付けました。
そして家に戻ったのですが、何と母親、見にも来ませんでしたが、風呂に入っていました。
そうなんです。
父親は昔からそんな行為をしていましたが、母親も少し面倒に感じると状況も考えずに立ち去ってしまいます。
問題向き合う気力を失い、放棄してしまいます。
昔から誤魔化す癖があり、重大なことも軽めに言ったりします。
以前はそれでも母親が自分で解決していたのですが、最近になって「放棄」することが増えました。
一方で、父親同様にしたいと思うと割り込んでもしゃしゃり出て、それは父親以上に面倒な傾向です。
惣菜パンをまた買って来て、それを食べろと言って来ます。
ご飯もあるのに、母親にはそれが自分の優しさになっていて、義務感すら感じているのか、毎日同じことが繰り返されます。
して欲しいことはしないのに、しなくてもいいことは放って置いても頑なに続ける。
そして、風呂から出て来る頃には、さっきのやりとりももう一週間前くらいにしか感じていないかもしれません。