ココが踏ん張りどころ!? 介護の仕事が辛くなったら

 介護の仕事は

介護の仕事をして感じるのは、「天然気質」があるかどうか。

ここでいう「天然」とは、自分のやり方に強いこだわりを持っていて、周囲からの評判など気にしないかどうか。

当然ですが、介護士にこだわりが強いと、様々な利用者に対応することはできません。

思っているやり方を拒否されることもあるでしょうし、場合によってはトラブルに発展し兼ねないからです。

最悪の状況にならないためには、利用者のペースやタイミングを確認することが求められるのですが、マイペースなタイプほど、そう簡単に切り替えられるものではありません。

ただ、天然気質の人は、自分を崩さない分、心を壊してしまうことも少ないでしょう。

では「感受性豊か」なタイプはどうでしょうか。

感受性が豊かな人は、周囲にある些細な変化や特徴にも気づきます。

それ故に芸術的な才能を発揮したり、デザインなどの分野で活躍できるのでしょう。

そんなタイプの人が、いろんな利用者と向き合うと、それだけ気づかない時でも「心は疲弊」してしまいます。

時には表情を失い、自分の感情をコントロールすることもできなくなってしまうでしょう。

それは、仕事ができないとか、辛いという感覚ではなく、単純に心で受け止めるキャパを超えた情報が押し寄せて、処理不能な状態になってしまうのです。

割に介護士の離職理由として、職場の人間関係の他、仕事に向き合えなくなってしまうということも挙げられます。

上司に相談してみるのもアリ!?

無理を押し通せるならそれも方法ですが、心が折れてしまうなら早めに状況だけは上司に伝えておきましょう。

特に、仕事自体には明確な悩みがなく、人間関係でもそれなりという場合、でもため息が増えたり、体が動かないと感じる時は、「心の疲れ」を疑ってみましよう。

自分では分からないだけに、「心を壊してしまう」前に対処することが大切です。

時には一定期間、休息をもらい、仕事から離れてみるのもアリです。

結果的にそうした方が、仕事を長く継続できたりします。

無理を押し通して、完全に壊してしまうと、その回復までに年単位の休暇が必要になることも珍しくありません。

特に春先は心に疲れを溜めやすいので、しっかりと休む工夫をしましょう。