中高年の介護士一択という仕事選びで良いのか!?
中高年と呼べれる年代になると、「集中力」や「持久力」の面で衰えを感じます。
例えば、コンビニの店員を任されたとなると、時間帯にもよりますが、レジ打ちから品出し、商品の発注から掃除まで、実に幅広い仕事が待っています。
一方で、技を極めるような仕事。例えば、一流の料亭で板前をする場合、そこまでの技を極めることが大変な分だけ、自分の感性で仕事を進められます。
もしも「20代からの仕事術」がテーマであれば、「技」というキーワードが仕事選びに関わってくると思うのですが、中高年、40代を過ぎてからということになれば、もっと別の考え方が不可欠です。
こみちは現役の介護士です。
介護施設で、さまざまなタイプの利用者に接して、介護サービスを提供しています。
仕事を続ける中で感じるのは、看護師や理学療法士などの専門職が輝いて見えること。
介護士では「技」とは扱われないことも、彼らなら「技」となり「評価」に繋がります。
では、介護士とその他の専門職でどれだけの差があるのかというと、これは明確で専門職の国家資格を取得するに必要な学費と合格までの3年又は4年間をどう暮らしていけるかです。
具体的には、夜学などに通いながら、昼間の仕事もする生活を数年間続けられるか否かです。
この「壁」を越えると専門職として働くことができ、越えられなければ介護士のままなのです。
というのも、介護士がその他の職種と同額稼ぐにはさまざま時間帯、特に夜勤をしなければ難しいでしょう。
もちろん、しっかりと探せば、介護士でも日勤主体で、年収400万円に届くかもしれません。
もしもそんな好条件を見つけたら、介護士の人は検討してみる価値がありそうです。
一方で、作業療法士や理学療法士のほとんどは、日勤勤務です。
しかも、夜勤をこなす介護士に近い金額を稼げるでしょう。
もしもまだ20代なら、夜勤をしても身体の疲れは感じません。
しかし中高年になると、そのあたりの負担が将来の不安につながるのです。
「今はいい。でも、10年後は?」
最後は決まっている!
こみちがオススメする「最後の仕事」は投資家です。
中高年になって体力や気力が劣って来るので、「お金」に代わってもらうのです。
そのためにも、ある程度のまとまった「資金」が不可欠です。
希望は1000万円。最低でも100万は準備したいところでしょう。
例えば、作業療法士になるには、3年以上の通学と約300万円の学費、その間の生活費まで加えると、500万円は必要です。
つまり、これから資格取得に500万円を使うのと、同額で投資を始めるのとを比べたいのです。
ここでも20代なら、資格取得後の期間も長く、スキルアップも見越せるので、投資を選択することが良いとは言えません。
しかし、中高年の場合、資格取得後の就活や、未経験からのスキルアップ。
そこで遭遇するであろう困難と、投資を学ぶ手間も比較対象です。
というには、今稼げていないタイプの人が、資格を取得しても、そこから大きく化けることは考え難いと思います。
だったら、将来は「投資」に意識を集中して、資金集めの後を決めてしまってはどうかと考えました。
今、必要なことは?
中高年の仕事選びで必要なことは、将来性やブランド力ではありません。
仮に有名企業に就職して、そこで定年制度を利用できる資格が得られるなら、話は違います。
しかし、一般的なケースで言えば、目標となる1000万円をどう集められるかがポイントなのです。
というのも、「投資」で稼ぐことを決めたからです。
だからこそ、安定して稼ぐ手段をできる限り短期間で見つけるには、「介護士」という選択がオススメなのです。
一見すると、作業療法士や理学療法士などの専門職と比べて専門性がないと思われるかもしれませんが、大切なのは「投資」が始められる環境をいち早く手に入れることだからです。
そうだとしたら、しなければいけないのは、「チャレンジ」ではありません。
確実に稼ぐことです。
生活費を差し引いて、自分なりに設定した金額を貯金できることを目指しましょう。
そんな意識を持って、介護士を目指してもいいはずです。
確実で負担の少ないオムツ交換をテーマに技術を磨くという意識もできるはずです。
夜勤は16時間と長丁場ですが、夕方から翌朝まで勤務すれば、2万前後は稼げます。
月に10回で20万円になる計算です。
実際には、それ以上に稼げる職種もたくさんあるのですが、今すぐにそんな仕事が見つからないくらいなら、確実に介護士で稼ぐことに利点があります。
なぜなら、あと5年もすれば、さらに肉体労働がきつくなるでしょう。
投資ができる資金がないければ、ある意味でずっとか身体を酷使して働くしかありません。
そこから一度抜け出すためにも、すぐに働けて「貯金できること」が重要です。